ドイツのシーボルトミュージアムにて2023.3.11から展覧会「VON WEITEM / 遠くから」を開催されている書家 林抱宇さん @hayashi_houu のリーフレットを制作いたしました。
漢字やひらがななどの日本語の書はもちろんのこと、英語やドイツ語の作品も多く制作・展示されています。
文字に文字以上の意味や感情、感覚などを与えられる書家の方というのは本当にすごいと思います。尊敬です。
少し脱線します。デザイナーは絵が描けると思われがちですが、僕は絵が下手です。文字も汚くて人前で書くのが恥ずかしいくらい。しかも漢字が全然出てこない…
だからフォントを選んでカーニングしてレイアウトを考えて、伝えたいこと、言いたいことのニュアンスをデザインとして落とし込む作業をしています。
それはとても時間のかかる作業ですが、⌘Z(やり直し)ができます。
抱宇さんはそんなことを熟考の上、一瞬で判断して、感覚を研ぎ澄ませ、ものすごい集中力で筆を運び、唯一無二の作品に昇華させています。
作品の邪魔にならないよう、そして作品がより引き立つように丁寧にデザインしました。
ドイツでの展覧会の開催期間は2023.3.11から2023.6.11までですが、日本でもどこかでお目にかかる機会があるかと思います。
リーフレットをきっかけとして、是非作品を生で見ていただきたいです。
ドイツに知り合いもいないし、ドイツ語もわかりませんが、開催情報です↓
Aktuelle Kalligraphiewerke
von Ursula Werner und Hôu Hayashi
Sonderausstellung
https://siebold-museum.byseum.de/
PART
Art Direction, Graphic Design
CLIENT TYPE
作家
DATE
2023/03/11