「今和夢果子 錦盛堂」様のきびだんごのパッケージリニューアルを担当しました。

「今和夢果子 錦盛堂」様は、児島下の町にある和菓子屋さん。こだわりの材料を使い昔ながらの製法でまごころをこめて作られています。名物のきびだんごは、乳化剤不使用で柔らかな口当たりが特長です。プレーンな「きびだんご」「きなこきびだんご」をはじめ「ちょこっときびだんご」「抹茶ぜんざいきびだんご」「吉備珠」の計5種類のきびだんごをラインアップ。他にも由加山蓮台寺で販売されている「杵つきあんころ餅」「厄除け餅 蓮華」も製造・販売されています。

きびだんご・きなこきびだんご パッケージ
岡山のお土産コーナーで、きびだんごを探すと大半は桃太郎をモーチフにしたもので溢れています。今回のリニューアルではその市場に一石を投じ、「お土産としてのきびだんご」ではなく「和菓子としてのきびだんご」をアピールすることにしました。
岡山＝吉備国ならでは要素として、包装紙にはキビのパターンを描きました（こっそり錦・盛・堂の文字も忍ばせています）。帯には古事記にも登場するいにしえの島・児島（昔は島だったんです！）ならではの要素として、児島の島々の墨絵と古事記の一文を配しています。この絵と奥様の書かれた題字は以前のパッケージから引き継いだものです。
ただ気を衒った目新しいものでもなく、古めかしいだけの和のイメージでもない、長く息をしてもらえるようなデザインを目指しました。

3姉妹のきびだんご パッケージ
通常のきびだんごのデザインとの統一感を持たせながら、3種類がシリーズであること、味の違いを明確することを熟考しデザインを仕上げました。