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CDジャケット・WEBサイト・プロモーション

CDジャケット・WEBサイト・プロモーション

2022年7月3日発売の立山青 1stアルバム『 BLUE IS MY NAME 』のCDジャケット、WEBサイト(BASE)、SNSプロモーションツール等の制作と写真を担当しました。

まずおことわりしておきます。
このお仕事は語りたいことが多すぎるので長文になりますので悪しからず。
CDの情報と僕の想いの丈が交錯しています。まとめられませんでした。
ゆるゆる読んでいただければと思います。

◎立山青 プロフィール
岡山県倉敷市出身/在住。ドブロギターとブルースハープで日本語ラップ&ブルースを弾き語る。23歳の時、東京で出会ったブルースマン Broom Duster Kan に師事。現在は岡山に戻り、溶接工場で働きながら、夜な夜な曲作りに勤しむ。週末には県内外でライブ活動をしている。

◎1stアルバム『 BLUE IS MY NAME 』について
プロデューサーに山川のりを氏(ギターパンダ、The coats、忌野清志郎&2,3s)を迎え、全て一発録りで収録された青すぎるほどにブルースな12曲です。この街での営みがあってこそ生まれた、私小説のような詩のような作品だと僕は思っています。一曲一曲に込められたヒリヒリする詩世界とリアリズムは、彼の日々を凝縮させたものです。ファーストテイクの取りっぱなしの音源から1年以上聴かせてもらっていて、一人で車で遠出する際はずっとリピートして聴いています。もう歌詞とメロディが頭に染み付いていますが、最初に聞いた時の衝撃は忘れられません。「ブルージーな」と形容される音楽は多くありますが、彼の音楽は現代の日本で奏でられたブルースそのものです。

その他の情報は立山くんの投稿、Twitter、公式HPにてご確認ください。Twitterが主な住処です。
↓CDの購入はこちらまで
公式サイト tateyamasei.com

◎ジャケットデザインについて
サブスクリプション全盛の時代に、まずはフィジカルなCDというメディアでリリースすることになりました。手に取ったときの感触や、印刷の質感、物質としての存在感を放つようにしたかったのです。また、かつての名盤レコードのような佇まいを目指して、いつの時代にも新しすぎず、古びない真っ当な意匠を心掛けて制作しました。
用紙と印刷の調整でなかなか納得出来ず、4回の色校正の末、晴れて完成しました。関係者の皆様、相談に乗って頂いた印刷業界の方々、本当にありがとうございました。ぜひ現物を手に取って見ていただきたいです。

◎立山くんと自分のこと
立山くんとは18歳くらいからの付き合いで、かれこれ20年以上の友人です。彼が上京し学生時代に宅録していた時も、社会人になってバンドをしていた時も、いつも音源を聞かせてもらい、ライブにも誘ってもらっていました。
彼の奏でるギター、ブルースハープ、メロディ、歌詞、歌声、その全てが本当に大好きで、ずっとファン1号のつもりでいます。
余談ですが岡野家の結婚式ではStand By Me (Ben E. King)に日本語歌詞をつけて披露してもらいました。

彼は岡山県内外でライブ活動をしていますが(現在はコロナ渦のため休止中)、「売れたい」とか「有名になりたい」といった欲が全くなく、日々の生活や想いを歌に込め、あくまでライフワークとして、ただひたすらに毎日毎日曲を作っています。しかもめちゃくちゃ練習していてテクニックの次元もすごい。

今回、プロモーションに当たって「ここしかないだろう!」という海辺に行ってフィルムでポートレイトを撮りました。彼が音楽をやっている理由と、僕が写真を撮っている理由には、共通点があると勝手に思っているので、打ち合わせはほぼゼロで、自然な彼をフィルムに焼き付けることにしました。ここだけの話ですが、出来上がった写真を見て、彼はこっそり泣いたそうです。そんなことを聞くと、もう写真家冥利に尽きます。

多くの人に知られるような作品ではないかも知れません。しかし、いつかどこかでこの12曲と出逢い、涙をホロっと流す人がいたら。いいストーリーだろうな。そんな作品だと思います。

先日発売になったブルース&ソウル・レコーズ no.166にレビューが掲載されています。それを読んで僕はなぜか目頭が熱くなりました。

ありきたりですが、叫ばせてください。
No Music, No Life!!

立山くん発売おめでとう!

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