最期の児島文化センター

2021.02.21


最期の児島文化センター

2021.02.21

保育園最後のお遊戯会は毎年恒例の児島文化センターで。
実はこのホールも今春に取り壊しになるので本当に最後の最後のステージでした。
そんなサイドストーリーをアナウンスされるのも手伝ってついついどの親御さんも涙腺がやられていました。
児島文化センターは1970年に開館。設計は佐藤武夫氏。ホールのキャパは1200人。
ホールの事情はよく知らないけど結構大人数入れると思います。 

子供の頃、ドラえもんの映画を見てミニドラのチョロQをもらったのもここ。
高校の帰り道に突然声をかけられ骨董市の搬入の日雇いバイトをしたのもここ。
両親が結婚式を挙げたのもここらしい。 

大人になってあらためて入ると設計もディテールも小物も活字も愛おしくて本当に惜しい気持ちでいっぱい。
ものづくりは時代によって求められることが色々と変わる。

要求を満たした上で、その間をすり抜けて、本質的に良いもの・良い部分を、常に提案し続ける姿勢が制作者には必要だし、本質的に良いものとは何かを常に探究する必要がある。

と、和太鼓を叩く子どもたちを見ながら考えた日曜日。

帰り道の「ちくりん」で家族でオムライスとカツカレー。
高校の時よく来ていたこの店は相変わらずの人気ぶりだった。だって美味しいから。

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